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小説家になるには?

夢を追いかけている人のためのブログです 小説の創作方法や文章の書き方などを考えていきます

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物語では親のいない主人公という状態が多く見られます。
単に、主人公の親にページを割きたくない場合もあるでしょう。
普通よりも、変わった人物を見ている方が面白いというニーズもあります。
親がいないという悲劇性を伴った特殊な生い立ちは、ヒーローの資格を与えてくれます。

傾向として、
自立した考えを持ち、生活力があり、お金を調達する手段を有しています。
親から十分な愛情を受けられていないため、他者に対して無意識にぬくもりを求めることがあります。

では、具体的にどういう例があるかあげてみます。

A.海外出張
 精神的、または肉体的に遠い所にいる、または断絶しているケースです。
 単に仕事に忙しく家を空けることが多いだけや、主人公が家出をしている、異世界に飛ばされるという状況が考えられます。

B.殺された
 他者の意志によって、故意に肉親を奪われるケースです。
 主人公に復讐という物語を突き動かす強烈な動機を与えてくれます。
 親から愛されていたのか、厭われていたのか。親を尊敬していたのか、嫌悪していたのか。
 直近の肉親を失った主人公は、必ず何か思うところがあるはずです。
 珍しい例では、主人公が直接親を殺めるという状態も考えられます。

C.死んだ
 事故死や病死という場合、単に親という存在を排除したいという作家の思惑が見られます。
 他のキャラとの関わりなどを見せたいため、親という異分子は不要なのです。
 また、事件に巻き込まれて死んだ場合は、主人公は後々に事件を解決する使命を背負わされることがあるでしょう。

D.捨て子
 物心つく前から、親が存在していない場合です。
 他のケースとは違い、親の素性や名前すら分かりません。
 親を探すという、欠如を補うという分かりやすい目標を主人公に持たせることが可能です。
 また、大人への不信感が強く、仲間を大切にするケースも見られます。

E.乗り越えるべき壁
 親が親の役割をしてくれないケースです。
 これはAに含まれるかもしれませんし、この親のいない主人公に含めるべきではなかったかもしれません。
 他とは異なり、親は積極的に物語に関わりますし、ネームドです。
 有名人の子供というのが有名でしょうか。
 主人公は親を超えるという目標も持ち得ます。

F.本当に親がいない
 主人公が、妖精やロボットであり、人間でないケースです。
 非常に稀でしょう。
 最初から明示されるか、物語の後半で衝撃的事実として発表されるのがよく見られます。


私なりにまとめたもので、以上が全てだとも言いません。
重複してあてはまるケースもあるでしょう。
なんといっても、親は二人いますからね。
皆さんも物語を作る時は、考えてみてくださいね。

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