小説家になるには?
夢を追いかけている人のためのブログです 小説の創作方法や文章の書き方などを考えていきます
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2011年公開の韓国映画です。
主演の一人が、イ・ビョンホンという俳優で、私でも聞いたことがあります。
婚約者を殺された敏腕刑事の主人公が、連続強姦殺人鬼に対して復讐する話です。
長い捜査の果てに犯人を見つけて殺すなんて話ではありません。
序盤に戦闘の末に一度捕まえますが、手首を折っただけで解放して、お金まで置いておきます。
逮捕すること、殺すこと、拷問することが目的ではなく、主人公は婚約者が受けた苦しみを千倍にして返すのが目的なのです。
逃げられる希望を見せて、何度も痛めつけては解放してを繰り返して、恐怖を味わわせるのが目的なのでしょうか?
★以下、ネタバレあります★
主人公は犯人を捕まえた際に、GPSと盗聴の機能がついた特殊なカプセルを飲ませます。
これで犯人を一方的にいたぶるのかと思ったら、犯人の男が不屈過ぎて、次々と更なる罪を重ねていきます。
犯人はタクシーで移動しようとしますが、乗っているうちに二人組の強盗に襲われた後だと気付いて、先んじて二人を刺し殺します。
病院に行くと、受付の女の子に欲情して、待ち伏せをして襲います。
その際、主人公が駆けつけて女の子を助け、今度は足の健を切って再び解放します。
犯人は昔の友人の所へ行きますが、友人の男もとんでもないサイコ野郎で、女性を生きたまま四肢切断するのが好きなようです。
家主の女性が被害に遭いそうになる直前に主人公が助けに入りますが、ライフルを持った犯人が助けに入ってしまいます。
激しいアクションの末に、主人公も深手を負い、なんとか犯人だけを連れ出します。
友人のサイコ野郎が警察に捕まる中、主人公と犯人は二日眠っていました。
寝たふりをして主人公と警察の後輩の会話を盗み聞いていた犯人は、特殊なカプセルを呑み込まされたのを知ります。
解放された犯人は薬局を襲い、店主を襲い、下痢薬を奪っていきます。
カプセルを取り出した犯人は、ちょうどトイレにきた警察官を襲って、カプセルを呑み込ませます。攪乱させたかったのかもしれませんが、主人公が駆けつけるまで警官はトイレで気絶していたのであまり意味はなかったです。
犯人は主人公の正体を感付いており、婚約者の父親を襲い、婚約者の妹を強姦し殺害して捨てました。そして、主人公が手を出せないように警察へ自首しようと出頭するのです。
主人子は寸前のところで、犯人をさらって逃亡します。
廃工場で主人公は犯人を痛めつけます。
「怖いか? 答えろ? 怖いか? 自分の罪を、これで思い知ったか?」「これだけ痛めつけたら十分だろ。そろそろ止めにしろよ、くそ野郎。おい、寝ぼけたことほざくのはやめろよ。お前は負けたんだ。俺をもて遊んだけどいいんだろ。ああん。ざけんじゃねえ。俺は苦痛なんて知らねえ。恐怖? そんなもの知るか。お前が俺から得られるもんなんて、なんもありゃしねぇ。だから、お前の負けってことさ。いいか」「お前には死んでも苦しみ続けてもらいたい」
主人公がある仕掛けをして廃工場を後にします。背景で廃工場前に止まる一台のタクシー。そこから下りた人物は、犯人の両親と息子です。
犯人は父親を呼ぶ息子の声を聞いて、仕掛けの意味に気付きます。自身に嚙まされたロープと扉と頭上にあるギロチンが連動しているのです。
肉親に自身を殺させないために犯人は叫び、ロープを噛みしめて抵抗します。ここで初めて犯人の善の部分が出たように思いました。
反対に、主人公に善の部分は残っているのでしょうか。
最後、主人公は笑っているようで泣いているようにも見えました。
〇感想
1.婚約者がまさに殺された直後、場面が変わって、水が排水されている風景が描かれます。透明な水が流れている中、当然赤い水が水量を増して流れるシーンがよかったです。
2.強姦が目的だったのですが、直接な描写がなかったので、序盤は犯人の目的が不明で怖かったです。
3.犯人が病院で手首を見てもらっていたシーン。サッカーで手首折ったことを不審に思われていました。主人公が犯人の家族の元へ行っていた時に、息子は壁に向かってボールを蹴っていました。
4.犯人の友人のサイコ野郎。主人公によって、手が刃物によって台に縫いつけられてしまいます。それを頑張って抜こうとしていると、スポッと間抜けな効果音で持ち手の部分だけが取れるギャグが挿入されているのが面白かったです。戦闘の合間のいい息抜きになりました。
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