小説家になるには?
夢を追いかけている人のためのブログです 小説の創作方法や文章の書き方などを考えていきます
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ライトノベルでは、よく最初にカラーの挿絵があります。
キャラクターのイメージを掴むのに役立つのです。しかし、ものによっては完全にネタバレになっている挿絵もあったりして、どうにかならないかと思います。
『雨の日のアイリス』では、効果的でした。序盤は、アイリスのほのぼのとした日常が描かれるのですが、ここだけでは少し退屈です。ロボットと人が暮らす未来の世界を描いているので、世界観に興味が惹かれますが、やや平和過ぎて、事件が起こらない。それも、後半とのギャップがあって、必要なものだと読めば分かります。きっと、始めの挿絵がなければ、投げていたかもしれません。
なぜ、家政婦ロボットが工事現場で働く二体のロボットに出会うのか。やはり、謎は物語を読み進める大きな原動力になりますね。
一章で七日間、二章で八十三日、三章で三日くらいが、物語の中で主人公のアイリスが体験します。
やはり、三日より、三か月の出来事の方が重みがあるような気がします。小説の書き方のハウツー本では、分量によって作中の時間も言及されている場合もあります。確かに、最後に取って付けたように、時間が百年流れて、変な解説されるよりは、すぱっと終わった方がいいでしょう。しかし、やたらめったらにハウツー本を信じて、2週間くらいで終わる話を書くと、話も小じんまりとするような気がします。シーン毎に細かく描写するのも大事ですが、必要があれば、一気に時間が飛んでも、話に厚みが増すのではないでしょうか。
最近、新しい本に挑戦しています。
今までは、書店で適当にタイトルを見て買ったりしてました。中身を全く開かず、あらすじも読まずで買って、失敗した経験も多いです。
今回は、アマゾンの星を参考に買ってみました。レビューの数がある程度あって、星が五つだったら、内容も確認せずに買いました。案外上手くいってます。
『雨の日のアイリス』 著:松山剛