小説家になるには?
夢を追いかけている人のためのブログです 小説の創作方法や文章の書き方などを考えていきます
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新しい方の「鋼の錬金術師FA」は観たのだが、何故か古い方を猛烈に観たくなった。
放送当時は、時々時間が暇だったときに、ちょろっと観たりしただけだった。
とあるセリフが、とても印象に残っている。
ラスボスが主人公に語りかけるシーンだ。ちょっと書き出してみる。
以下、ネタバレ含む。
「等価交換? まだ、そんな子供の理屈を信じてるの?」
「理屈じゃない。錬金術の、いや、この世界の原則だ。あんただって、そう言っていたじゃないか。何かを得るためには、同等の代価が必要になる」
「子供に限って言うものよ。なんでも平等にしろとか、それじゃあ不公平だとか。でもね、等価交換なんて無いわ」
「バカな!」
「なにかを得るためには代価が必要。だったら逆に、代価を払えば必ずなにかを得られるのね」
「そうさ。だから人はその代価を払うために努力する」
「でも変ね。だって、同じ代価を払っても同じものが得られるとは限らないわ」
「それは……」
「国家錬金術師試験って、あったわね。それに通るために、何人もが勉強に時間を費やす。それは代価。でも、実際に通るのは、ほんの一握り。そもそも、錬金術は同じように学んでも、その実力には大きな差が生まれる」
「……」
「そして、人の命も平等ではない」
赤ん坊を人質に取る。
「そのままじゃ、赤ん坊は死ぬわ」
「やめろ!」
「本当に簡単に殺すことができる。なら、その子はただ死ぬために生まれてきたの? その子は努力して必死に生きるために代価を払っている。でも、それで得られるのは死、だけ? 一方で、人を殺しても生き延びている者はいるわ。どんなに生きるための努力をしても、人は死ぬ時には死ぬ。なんの努力もせず、富や権力に恵まれて一生幸福に過ごす者に比べれば、随分と不公平ね。この世は随分と残酷ね。それ故に美しいとも言えるけれど」
「詭弁はやめろ!」
赤ん坊を解放するやりとり。
「等価交換というのは、弱者が自分を慰めるための言い訳なのよ。代価を支払えば、自分はもっと幸せになれるはずなのに」
「この子は言い訳する必要なんてない!」
「やっぱり親子ね」
書き写してみました。
全51話、49話の中から抜粋。
「等価交換」というキーワードだけは、アニメ冒頭で毎回語っていたので、覚えていました。
放送当時は、時々時間が暇だったときに、ちょろっと観たりしただけだった。
とあるセリフが、とても印象に残っている。
ラスボスが主人公に語りかけるシーンだ。ちょっと書き出してみる。
以下、ネタバレ含む。
「等価交換? まだ、そんな子供の理屈を信じてるの?」
「理屈じゃない。錬金術の、いや、この世界の原則だ。あんただって、そう言っていたじゃないか。何かを得るためには、同等の代価が必要になる」
「子供に限って言うものよ。なんでも平等にしろとか、それじゃあ不公平だとか。でもね、等価交換なんて無いわ」
「バカな!」
「なにかを得るためには代価が必要。だったら逆に、代価を払えば必ずなにかを得られるのね」
「そうさ。だから人はその代価を払うために努力する」
「でも変ね。だって、同じ代価を払っても同じものが得られるとは限らないわ」
「それは……」
「国家錬金術師試験って、あったわね。それに通るために、何人もが勉強に時間を費やす。それは代価。でも、実際に通るのは、ほんの一握り。そもそも、錬金術は同じように学んでも、その実力には大きな差が生まれる」
「……」
「そして、人の命も平等ではない」
赤ん坊を人質に取る。
「そのままじゃ、赤ん坊は死ぬわ」
「やめろ!」
「本当に簡単に殺すことができる。なら、その子はただ死ぬために生まれてきたの? その子は努力して必死に生きるために代価を払っている。でも、それで得られるのは死、だけ? 一方で、人を殺しても生き延びている者はいるわ。どんなに生きるための努力をしても、人は死ぬ時には死ぬ。なんの努力もせず、富や権力に恵まれて一生幸福に過ごす者に比べれば、随分と不公平ね。この世は随分と残酷ね。それ故に美しいとも言えるけれど」
「詭弁はやめろ!」
赤ん坊を解放するやりとり。
「等価交換というのは、弱者が自分を慰めるための言い訳なのよ。代価を支払えば、自分はもっと幸せになれるはずなのに」
「この子は言い訳する必要なんてない!」
「やっぱり親子ね」
書き写してみました。
全51話、49話の中から抜粋。
「等価交換」というキーワードだけは、アニメ冒頭で毎回語っていたので、覚えていました。
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