小説家になるには?
夢を追いかけている人のためのブログです 小説の創作方法や文章の書き方などを考えていきます
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一つの作品について、くわしく調べてみたいとずっと思っていました。
正直、ブログの書くことが全然思いつかないので、新しく始めてみようと思います。
今回、目を付けた作品は、中島敦の『山月記』です。
二十一段落で構成されています。
1.李徴という人物の説明。
昔の中国の話だと分かる。
李徴が突然失踪した事件が起こる。
2.一年の時間が飛ぶ。
袁傪という人物の登場
虎に襲われる事件。何故か襲うのをやめてしまう。
人の言葉を話す虎。声に聞き覚えがあった。
袁傪と李徴の関係。
3.虎が李徴であることを認める。
4.袁傪が虎が隠れた叢に近づく。
虎は姿を隠したまま話を聞いてほしいと頼む。
5.二人は色々な話をする。
どうして虎になったのか訊く。
6.【李徴の台詞】
虎になった日について語る。
虎としての生活。
李徴が一つ、頼みごとをお願いする。
7.話を聞いていた袁傪の様子。
8.【李徴の台詞】
今も暗記している詞を記録してほしい。
9.袁傪、李徴の詞を聞いて記録する。
詞の感想。上手いけど、何か物足りない。
10.終わると何故か自嘲気味の李徴。
11.【李徴の台詞】
虎になっても、詩人として大成した自分を夢に見る。
12.即席の詞を読み上げる。
13.風景描写。もうすぐ日が昇ろうとしている。
14.【李徴の台詞】
虎になった理由。思い当たる。
詩人として名を成そうとしていた李徴の心情。
「臆病な自尊心」「尊大な羞恥心」
15.明るくなってきた。時間経過。
16.【李徴の台詞】
最後に、もう一つだけ頼みたい。
妻子のこと。
17.袁傪、李徴の頼みを引き受ける。
李徴、また自嘲的に言う。
18.【李徴の台詞】
詞より妻子のお願いを先にすべきだった。
19.【李徴の台詞】
帰り道に、この道を通らないでほしい。
次は襲ってしまうかもしれないから。
もう一度、君に会う気を起こさせないよう姿を見せよう。
20.袁傪、別れを告げ、馬に乗って出発する。
21.離れて振り返ると、虎が吠え、身を隠し、二度と姿を現すことはなかった。
二段落目と三段落目に少しあるだけで、会話を示すかぎかっこがほとんどありません。
ほとんど李徴の独白なのが面白いですよね。
最初なので、このくらいにしておきましょうか。
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